【ブラッシュアップライフ】ネタバレあらすじ全話！最終回の結末ラストはどうなる？

気が付くと麻美は真っ白な空間にいました。。「…え？…死んだ？…嘘でしょ？」。困惑する麻美に、死後の世界の案内人なる男（バカリズムさん）が伝えます。「近藤麻美様ですね。33年間、お疲れさまでした。これから新しい生命にご案内します」。休む間もなく宣告された来世は人間ではありませんでした・・

麻美はガッカリしましたが、もう一度、近藤麻美として同じ人生をやり直して徳を積めば人間に生まれ変わる確率が上がると聞いて、「だったらそれがいいです」と人生のやり直しを選択します。そうして麻美の人生２周目が始まります。平凡な人生をゼロからやり直す麻美！徳を積みながら自分や周りの人生をちょっとずつ変えていきます。奇想天外な“ブラッシュアップライフ”の行方は！？

麻美は男に「何に生まれ変わるのか」と聞いてみると、なんとオオアリクイでした。人間じゃないことに疑問を持った麻美は「なぜオオアリクイなのか」と聞きました。すると「ご希望の生命でないのだとしたら、必要な徳が不足していたという可能性が高い」と言われてしまいます。しかし男に「もう一度近藤麻美として同じ人生をやり直して徳を積めば人間に生まれ変わる確率が上がる」と言われた麻美は、人生のやり直しを選択しました。

記憶がある状態で出生からやり直した麻美は、保育園の先生と玲奈パパが不倫関係になった末、先生は保育園を辞め、玲奈ちゃんは名字が変わり引っ越したことを思い出しました。今世では2人が不倫関係になるのを防ごうと、麻美は2人の時間を作らないようにしたり、先生にポケベルの番号を書いた紙を渡した玲奈パパには「フリンシタラバラス」と公衆電話からポケベルにメッセージしたりと画策します。その結果、2人の距離は縮まることはなく、不倫を阻止することに成功しました。オオアリクイの映像をテレビで見た麻美は、これからも徳を積むことに精進しようと決意しました。

ある日、おじいちゃんの体調がよくないと知った麻美は自分の知識を活かして常用している薬の飲み合わせが良くないことを指摘します。正しい薬を処方してもらったことで、元気になったおじいちゃん。2周目で最大の徳を積むことができました。

そして、1周目で付き合っていた田邊（松坂桃李さん）の近況を意外な形で知ることになります。

やがて麻美は33歳の1周目で死んだあの日を迎えました。33年前と同じように夏希（夏帆さん）と美穂（木南晴夏さん）と一緒に『モンターニャ』で食事を楽しんでいると、一人で店に来ていた同級生（黒木華さん）と偶然再会します。雰囲気が変わって彼氏もできて幸せそうな同級生に「彼氏どんな人？」と写真を見せてもらうと、写っていたのは麻美もよく知っている人でした。麻美が知る限り、その人は結婚していたはず…何も知らない同級生に真実を伝えることができるのでしょうか？

そして、この後トラックにはねられて死ぬ予定の麻美の運命は…？！

カラオケ店に場所を移してから、玲奈の彼氏のことを麻美は夏希と美穂に相談します。夏希と美穂の提案で、その場に玲奈を呼び出して別れさせようと作戦を立てました。宮岡が既婚者だと告白するところから練習し、シミュレーションもバッチリになったところで、玲奈が到着します。「宮岡さんって既婚者なんだよね」と告げる麻美の言葉に驚く玲奈でしたが、次の瞬間、スマホを取り出し宮岡に電話をかけました。「よくも私の時間を無駄にしてくれたな、もう連絡先も消せよ」と鬼の形相です。シュミレーションしていた行動とは全く違う姿に驚く麻美たちでしたが、玲奈の行動がかっこよく拍手を送るのでした。

その後4人でコンビニへ行き、帰りは歩いてではなく車で帰りました。結局、1周目の人生で死んだ日に麻美が死ぬことはありませんでした。麻美は知らない未来を楽しんでいましたが、翌週、自転車でよそ見をしていたら車にはねられて死んでしまいます。

2周目の人生を終えた麻美。見覚えのある案内所へ行き来世は何か聞いてみると、受付の男（バカリズムさん）は「ニジョウサバ」だと告げました。まだまだ徳が足りていないことを知った麻美は、もう一度やり直せるのかと男に尋ねました。「何回やり直せるかは伝えられないけれど、もう一度やり直すことは可能だ」と言われます。

麻美の３周目の人生が始まりました。もう一度保育園の不倫問題も解決することに。食卓に出てきたサバを見て、次こそは人間になるべく徳を積もうと決心する麻美でした。

卒業後はテレビ局に入社します。沢山の人を楽しませることで大量の徳が見込めそうだったからという理由でした。24時間テレビの仕事を経てドラマ班に配属されます。ドラマ【Woman】で現場AP（アシスタントプロデューサー）になりました。APは俳優部のケアや現場を円滑に回す仕事です。肉体的にはハードだけど麻美には達成感がありました。

数か月ぶりに実家に帰り、美穂と夏希とも会って久々の休日を満喫します。そして【花咲舞は黙ってない】の現場で同級生のごんちゃんと奇跡の再会を果たしました。

麻美は忙しい日々を送り2周目でミタコングを痴漢の冤罪から救った日がやってきました。麻美は東京で仕事をしていて『物理的に不可能だし今回は仕方ない』と思いましたが、ミタコングは結婚し奥さんのお腹に赤ちゃんがいたことを思い出します。

麻美は仕事を早く終われるようにと計画を立てました。ちょっとしたタイムロスをつぶしていき、巻くためには現場のひとりひとりの巻きたいという気持ちが大事だとアシストしていきます。アクシデントがありながらも、スタッフそれぞれが機転を利かして予定より3時間も早く撮影を終えることができました。

麻美は電車に乗った時間を間違えないようにと、ミタコングが乗車した駅前で少し前から待ち伏せしていました。ミタコングを見つけ、お茶をしようと誘ったり車両を変えたりして、なんとかミタコングを助けることに成功します。

その日は麻美の父親の誕生日でした。麻美はついでに実家に寄りプレゼントを渡しました。東京へと帰る麻美を駅まで送ろうと家族総出で車に乗り込み、父親は「最高の誕生日だよ」と喜びました。

玲奈から「夢庵で1人でご飯を食べていた時に宮岡と再会した」と聞いていた麻美は、夢庵に午前中から張り込みました。麻美は長時間滞在するのは悪いと沢山注文します。
ようやく夢庵に来店した玲奈に声をかけ、一緒にご飯を食べることになりました。店を変えようとするも、ここでいいと断られてしまいます。
その後、宮岡が来店し、しばらくした時に気づかれて玲奈と宮岡は再会を果たしてしまいました。そして、麻美が目を離したすきに2人は連絡先を交換してしまいます。
このままだと確実に不倫関係になってしまうと悩んだ麻美は、翌朝宮岡の元へ行き「玲奈ちゃんに手を出さないでほしい」とお願いしました。宮岡は「そんなこと考えていない」と否定しますが、麻美は「玲奈ちゃんの前では結婚指輪を外していましたよね？」と詰め寄ります。そして今後近づかないと約束した宮岡の顔をじっと見つめ「玲奈ちゃんを悲しませることをしたら絶対に許さない」と釘を刺しました。

そんな中、福ちゃんから突然連絡がきます。話を聞くと、離婚後東京に来てフリーで音楽活動は続けているとのこと。今後は俳優もやっていきたいと麻美に売り込まれます。そんな福ちゃんの話を、定期的に麻美のもとに遊びに来るなっちとみーぽんに話します。麻美が貰った福ちゃんのデモCDをみんなで聴いてみると、歌唱力は相変わらずで何とも言えない空気になりました。

麻美がテレビ局に入社して8年、ついに『ブラッシュアップライフ』がクランクインします。主演は仲良くなった女優の臼井あさみです。麻美の人生を題材にしたものの、だいぶ形が変わり、原型はありません。

順調に撮影が進んでいたものの、ここでトラブルが発生します。俳優さんが出先から戻れないとのことで、背格好が同じエキストラを探さなければならないことに。ここで福ちゃんの出番です。なんとかトラブルを乗り越えて、1話の放送日がきました。なっちとみーぽんと一緒に観る予定です。しかし麻美は暴走したトラックに轢かれてしまいました。

もう見たくもなかった案内所に麻美は怒りが収まりません。そして新しい生命が北海道のムラサキウニだったので、また人生をやり直すことにしました。

途中からやり直すことはできないので、またまた赤ちゃんから人生4回目がスタートです。

これまでと同じでは人間に生まれ変わることは難しいのでもっとたくさんの徳を積んでいく必要があります。

そのことを考えすぎて幼稚園では友達にも口うるさくなってしまいます。不倫が疑われる先生には、直接話すことにしました。先生と玲奈パパには連絡しないことを約束し、不倫を阻止しました。

小学生になるとこの頃からできることはする、と遊ぶ時間も全て勉強に費やします。その代償に、なっちとみーぽんとは距離ができてしまいました。

ある日シール交換をしている2人を見て、勇気を出して混ぜてもらいました。嬉しそうな麻美とは裏腹に、シール交換ではレアシールを2枚貰い、あげるのは普通のシールと気を遣われています。

以前はシール交換は交渉のゲームだ、と楽しんでいたのに…と仲良く帰っていく2人を見て切なくなる麻美でした。

ラウンドワンができ、かつてはなっちとみーぽんとプリクラを撮っていた場所に今回は1人で行きます。楽しそうに遊ぶ2人を遠くから見ていると、同級生の真里に声をかけられました。2人でプリクラを撮り、まりりんと呼ぶ仲になります。

麻美は学級長になり、まりりんは副会長として中学時代を過ごしました。高校は進学校に進み、その後国立大学に入学します。ここで東京での1人暮らしもスタートします。

そして成人式の日になりました。今回はまりりんもカラオケに参加します。冷静なまりりんは福ちゃんの歌手になる夢は厳しいとわかっていました。しかし今後の運命もあるので直接言おうとするまりりんを麻美は止めました。

そして麻美は医学部を卒業し、研究医を目指して大学院に進みます。そんな日々の中でもミッションは欠かせません。ミタコングの救出にはしーちゃんにも協力してもらい、電車の時間をずらすことに成功します。祖父の救出は医学部に進んだことですんなり成功しました。玲奈ちゃんの救出は3周目と同じように薬局まで出向き、宮岡に直接言ってやりました。

その後麻美は大学院も卒業し、研究医になりました。研究医は実験の日々です。あっという間に3年が経ち、麻美は35歳になりました。その年、妹のはるかが結婚します。知らない未来に、長生きもいいものだと涙ながらに妹を祝福しました。

そんなある日、地元でまりりんとお茶をしていると、15年振りになっちとみーぽんと再会します。一緒の席でご飯を食べるか悩む、微妙な距離感があります。そんな話をまりりんとしていると、突然「あーちん、人生何周目？」と言われます。予想だにしていなかった言葉に唖然とする麻美でした。

来世は人間になるためにやり直している麻美ですが、真里にもやり直している理由を聞きました。もちろん麻美と同じ理由もありましたが、真里にはもうひとつのミッションがありました。

それは、夏希と美穂を助けることです。真里の１周目の人生で夏希と美穂は飛行機事故にあい死んでしまいました。２周目の人生でどうにか2人を助けたいと思った真里は、幼いころから体を鍛え、必死で勉強しパイロットになります。しかし、助けることが叶わず5周目まできてしまったと話すのです。今回は同じ飛行機に搭乗することができそうだと話す真里を心配しつつも、その日は「今度夏希と美穂を誘って4人でカラオケに行こう」と約束し別れました。

それからしばらくしたある日、麻美は飛行機事故のニュースを見ます。胸騒ぎを覚えた麻美は真里に連絡しますが繋がりません。その胸騒ぎは的中し、真里・夏希・美穂は飛行機事故で死んでしまいました。

それからは研究に没頭する毎日を送る麻美でしたが、事故にあい死んでしまいます。来世は何になるか案内人に聞いてみると、人間でした。目標を達成した麻美は来世への扉の前まで行きますが、思い直して案内人の元に引き返します。麻美がやり直したいと願い出ると、次で最後のやり直しになると告げられます。最後は自分の人生をよりよいものにするため、麻美は5周目の人生をスタートしました。

中学・高校生活はトップの成績で卒業した麻美は国立大学で工学部に入学します。そして麻美か真里のどちらかの家で勉強会を開く毎日を過ごしました。二人は航空学校に入学し、無事に目的の航空会社に就職します。そして麻美と真里は目標だった29歳で機長デビューを果たしました。二人は夏希と美穂が乗る飛行機に搭乗できるように根回しをします。

麻美と真里は前回の人生で最後に会った喫茶店でお茶をしていました。そこに、夏希と美穂が来店し4人でお茶をすることになります。仲良くなりそびれていた麻美と真里でしたが、夏希と美穂も気を遣っていたことがわかり4人は楽しい時間を過ごしました。この時が人生で一番楽しい時間ではないかと麻美は感じました。そして、夏希と美穂を助けたいという気持ちがより一層高まります。

そんな中、フライトのスケジュールが出ました。問題のフライトに、麻美の名前がありません。スケジューラーに確認に行くと、大先輩の機長が前々からシフト希望を出していたことが判明します。麻美は代わってほしいと頼みに行きますが、免許を更新するためのシフトだったため断られてしまいました。

麻美が覚悟を決め中村を待っていると、なんとそこへ河口が現れました。河口は麻美と同様、人生をやり直していました。麻美が前回の人生で再会した時には「何度も同じ人生をなぞっている」と話していた河口でしたが、今回は新しいことにチャレンジしようとCAになったと話します。CAになったのは雑誌に麻美が出ているのを見たのがきっかけでした。河口から「どの世界にも嫌な上司がいるんですね」と長い愚痴を聞かされそうになり、時間を気にした麻美は焦り始めます。

しかし、中村機長の話になり事情が変わります。河口は「今日のフライトで特別扱いしてほしいと頼まれた人物を調べてみたら、中村機長の愛人だった」と話すのです。愛人と不倫旅行だと知った河口は、速攻で中村の奥さんに匿名でチクったと話を続けます。それで中村が今日のフライトがキャンセルになったと聞いた麻美は驚きを隠せません。

中村に毒を盛って捕まることを想定していたのに、そんなことをせずに済んだのです。河口のファインプレーに感謝し、麻美は中村の代わりに機長としてフライトへ向かいました。

真里と搭乗口へ向かおうとしたとき、高城という男から声をかけられます。今から乗る飛行機の航路を変えてほしいと言い出すのです。そして、自分はタイムリーパーで人生2回目だから事故が起きることがわかると話します。麻美と真里は言われなくてもそのつもりだ、私たちはそのために機長になったのだと高城に言いました。そして無事に航路を変え、事故は起きずに済みました。

目的地へ到着すると、夏希と美穂が麻美と真里を待っていました。機内アナウンスで麻美と真里がいることを知った2人はテンション高く麻美のことを「あーちん」と呼びました。麻美は泣きそうになるほど喜びます。夏希と美穂から「あーちん」と呼ばれるのは75年ぶりだったからです。

飛行機事故を回避した翌年、麻美と真里はパイロットを辞め地元に戻ってきました。麻美が地元に戻ってからは、1度目の人生で働いていた市役所に再就職します。そこに河口も戻ってきました。ずっと市役所で勤めていたため、CAの不規則な生活には馴染めなかったのでした。

麻美は地元に戻ってからは、真里・夏希・美穂と4人でよく遊ぶようになります。ご飯を食べた後、幼馴染の福田が働いているカラオケ店に行くのがお決まりのルートでした。4人は、いつもポテトをサービスしてくれる福田に悪いと感じていました。そこで、売り上げを上げるためにフードを頼むのはどうかと真里が提案します。しかし、食事を済ませているためもうポテト以外は入らないと3人は口々に言いました。それなら人を呼んで売り上げに貢献しようと、同級生を呼びプチ同窓会が開催されました。麻美はその日、久しぶりにオールをしました。

58年後。麻美、真里、夏希、美穂は老人ホームにいました。そこには、昔コンビニの前で話していた通りの乗り物に乗った4人の姿がありました。昔と変わらず、雑談を楽しみます。麻美は98歳で最後の生涯を終えました。合計232歳の人生でした。