【夫婦が壊れるとき】ネタバレあらすじ全話！最終回の結末ラストは？(稲森いずみ主演)

愛する夫のことを信じたいものの、一度抱いてしまった不信感はなかなか消すことができません。

やがて不倫の証拠を掴んだ陽子は、夫だけでなく信頼していた隣人や同僚までもが自分のことを裏切っていたことを知ります…。

翌朝、出勤した陽子はマフラーに自分のものではない長い茶色の髪の毛を見つけました。このマフラーは昴太のもので、胸騒ぎを覚える陽子。ちょうどこの日の朝、昴太の上着から女性用のリップが出てきたこともあり、気になる陽子は髪の長い女性を見るたびに疑いの目を向けるようになります。

仕事が終わり塾へ通う凪を迎えに行った陽子は、昴太の部下・松井彩（黒澤はるかさん）に声を掛けられました。離婚してシングルマザーとなった彩には娘の実玖がいます。彩が昴太の浮気相手なのかと疑う陽子。

家に帰ってきた昴太に陽子は彩のことを尋ねます。すると昴太は「彼女はただの仕事仲間だよ」と笑って答えました。その後、向かいの家の加集朋美（安藤聖さん）に会いに行く陽子。昴太の持っていたリップと同じものを朋美が持っていたことで、今度は彼女まで疑わしく思えてくる陽子。

心配になった陽子は、昴太の幼馴染で同僚でもある相沢佳奈子（内田慈さん）に相談。佳奈子は「昴太は陽子先生一筋」と言って陽子を安心させます。それでもやはり気になる陽子は、早めに病院を出て昴太の仕事場へ向かいました。
いつも8時に帰宅する昴太が5時に会社から出てきます。車を走らせた昴太は、花を購入しクリニックにやって来ました。ここは昴太の母が入院するクリニックです。陽子は疑ったことを後悔し、昴太に謝罪します。

クリニックを出た陽子は、恩師でクリニックに勤める大庭学（長谷川初範さん）から義母がもう長くはないことを告げられました。そして昴太の嘘を知る陽子。昴太は、毎日母親に会うために仕事帰りにクリニックを訪れていると言っていました。しかし学が言うには、この日昴太は久しぶりにクリニックに顔を出したようです。昴太が言っていることが嘘だとわかり、陽子はショックでその場に立ち尽くします。

佐倉の妻・美南（七瀬なつみさん）がオープンしたレストランに到着した昴太と陽子。招待されたはずの昴太ですが、なぜか佐倉は昂太に覚えがないようです。

茶色の長い髪をしている美南が陽子に「来てくださったんですね」とうれしそうに挨拶します。実は美南は陽子の患者で、陽子は彼女が昴太の浮気相手ではないかと疑っていたのでした。

そんな疑問の目を向ける陽子の前で、さりげなく昴太の体に触れる美南。

陽子は店の中にある人物を見つけました。それは患者の吉野芽衣（結城モエさん）です。彼女は睡眠薬がほしいと頻繁に陽子の病院を訪れていました。

このことを思い出した陽子が、芽衣とある取引をすることに…。

夫の昴太が浮気をしているのではないかと疑う陽子。夕飯を作っていると、昴太が出かける準備をしています。どこへ行くのか尋ねると、知り合いの佐倉徹郎の妻・美南の店がオープンしたので、顔を出してくると昴太は言います。

それを聞いた陽子は、患者である美南から店に招待されていたことを思い出し、昴太について行くことにしました。店に入った昴太は、徹郎と美南の席へ行き挨拶しています。その様子を少し離れたところから見ている陽子。 

徹郎から店に招待されたと言っていた昴太ですが、なぜか徹郎はそっけない態度。怪しい昴太の言動に、より一層の浮気を疑う陽子は、外の空気を吸うために店を出ました。すると陽子の患者・吉野芽衣と出くわします。 

美南の店で短期のバイトをしている芽衣。陽子は昨日芽衣のことを置き去りにして、昴太の浮気調査をしていました。そのことを謝罪する陽子。芽衣は、陽子のように地位も名誉もある女性がうらやましいと言います。それを聞いた陽子は、夫が浮気をしているかもしれないと打ち明けます。

芽衣から証拠を掴んでさっさと追い出せばいいと言われた陽子は、翌日芽衣を病院に呼び出し、昴太の浮気調査を依頼。代わりに芽衣が欲しがっていた薬の処方箋を渡します。

調査を始めた芽衣から昴太の行動がメールで送られてきました。マンションへ入っていった昴太が出てこないと知った陽子は、いてもたってもいられません。陽子は芽衣から送られてきた浮気現場の写真を確認。人物を特定することはできませんでしたが、浮気相手の車は判明しました。

この日は浩太の会社の10周年パーティーでした。陽子は息子と共にパーティー会場へ向かいます。するとそこへ、浮気相手の車が到着。車には美南家族が乗っていました。

陽子は昴太の携帯から浮気の証拠を見つけます。浮気相手は美南の娘・理央（優希美青さん）でした。昴太と理央が写る写真には、陽子と親交のある加集夫婦が写っています。しかも陽子の同僚で昴太の幼馴染でもある相沢佳奈子（内田慈さん）が、昴太に「陽子が尾行している」とメールを送っていたことが判明。

自分はみんなから裏切られていたのだと陽子は知ります。持っていたハサミを手に、陽子はパーティー会場にいる昴太の元へ向かうのでした。

そして同僚の佳奈子（内田慈さん）に関しては、浮気がばれないよう陽子の行動を伝えるメールを送っていたことがわかり、みんなから裏切られていたことを知った陽子は怒りに震えます。

誰もが陽子の前では平然を装い、浮気のことなど素知らぬふりをしながら、陰で昂太の不倫を後押ししていたのです。何も知らないのは自分だけだったと落ち込む陽子。

陽子が浮気の証拠を掴んだことに気付いていない昂太は、陽子に感謝と愛の言葉を伝えます。しかし浮気相手の理央には「本当に愛してるのは君だけだ」と、陽子と別れることを約束しています。

すべてを知った 陽子は、佳奈子を問い詰め、知っていることをすべて白状させました。許しを請う佳奈子に、あるお願いをする陽子。

体調が悪いと言い陽子が会場をあとにします。家に戻るとショックで動けなくなる陽子。その頃昴太は、理央と二人きりでいました。昴太と陽子がキスをしたのを見た理央は怒って帰ろうとします。昴太は「本当に愛しているのは君だけだ」と理央にキスをします。陽子とすぐに別れるようせがむ理央。

陽子は荷物をまとめて家を出て行くことに。そこへ息子の凪が帰ってきました。凪を会場から家まで送ってくれたのは、陽子の同僚・相沢佳奈子(内田慈)でした。佳奈子にすべて知っていることを伝えた陽子が問い詰めます。一か月前、昴太の浮気現場を偶然見てしまった佳奈子。昴太は理央とは遊びだと佳奈子に言いました。その話を聞いた陽子が佳奈子を睨みつけます。佳奈子は悪かったと謝罪。陽子は、昴太には自分から話をするので、絶対に佳奈子からは何も言わないよう釘を刺すのでした。

陽子は凪のために家を出ていくことを辞めます。凪のサッカーキャンプが終わってから昴太と話し合いをすることにしました。普段通り病院に出勤する陽子。すると理央が陽子を待っていました。微熱が続いている理央を陽子が診察します。いくつかの質問をする陽子。理央は、妻子持ちの男性と付き合っていることを悪びれもなく話しだします。どうやら昴太は、自分たち夫婦は仮面夫婦だと理央に言っているようです。陽子がじっと理央を見つめます。

同僚の婦人科医・佳奈子（内田慈さん）が陽子の部屋にやって来ます。理央は妊娠しているが、どうやら堕ろす気のようだと伝える佳奈子。

仕事を終えた陽子の携帯に、息子の凪から電話が掛かってきます。昴太と共にサッカーキャンプに行っている凪がうれしそうで、陽子はホッとしました。その後、陽子は患者の芽衣（結城モエさん）が働くバーを訪れます。

陽子は芽衣を待ちますが、どれだけ待っても芽衣はやってきません。この日は店には来ないことを知った陽子は胸騒ぎをがしたため、急いで芽衣の家へ向かいました。

すると彼氏の峯田康生（犬飼貴丈さん）から暴力を受けている芽衣を発見。陽子が芽衣を助け出そうとします。康生はキレて、陽子にも暴力を振るおうとしました。陽子は警察に通報すると脅し、芽衣を部屋から連れ出します。

芽衣を病院へ連れて行き、傷の手当をする陽子。芽衣は康生とは別れないと言います。「自分がいないと康生はだめになる。だから見捨てることはできない」と芽衣。陽子は、人は簡単に変われるものではなく、別れた方がいいと諭します。しかし芽衣は別れる気はありません。芽衣は、昴太とはどうするのか尋ねます。

翌朝、佳奈子からメールがありました。中絶手術が明後日行われることを知った陽子は、複雑な心境になります。
理央が妊娠していることを昴太は知りません。陽子は、昴太に浮気の話を切り出すことにします。陽子は、嘘をつかず正直に話してほしいと言いました…。

昴太がクズだとわかった陽子は、同僚の佳奈子（内田慈さん）に昴太の浮気相手の理央（優希美青さん）が妊娠していることを伝えてほしいと頼みました。

佳奈子から電話があった昴太が急いで理央の元へ。理央は昴太に自分のことを愛しているか尋ねます。昴太が心の底から愛していると伝えると、理央からその愛を証明してほしいと言われました。

 昴太の母親の見舞いに来た陽子。義母に死期が迫っていることを知りました。義母から「私が居なくなっても昴太のことをお願い」と言われ、陽子は複雑です。

 家に帰ると昴太が夕食を作って待っていました。陽子が浮気だと勘違いしたのは自分のせいだと謝る昴太。陽子のことを愛していると昴太が陽子を抱きしめます。

翌日、診察に患者の芽衣（結城モエさん）がやってきました。暴力を振るう彼と離れてホテルで暮らしている芽衣。何かあれば今度は自分が陽子のことを助けると芽衣が言ってくれます。

この日は理央の中絶手術が行われる予定でした。しかしその理央が陽子の前に現れます。出産することにしたと伝える理央。２か月以内に陽子と別れると昴太が約束したと言います。陽子は、昴太の浮気は数か月前からだと思っていました。しかし昴太が理央との関係を２年もの間続けていると判明。陽子は怒りに震えます。

 陽子は昴太との離婚を真剣に考えます。弁護士に離婚を相談する陽子。

何より大切な息子の凪（宮本琉成さん）の親権だけは、絶対に昴太には譲らないと決めている陽子。

今後離婚になった場合、昴太の浮気が原因だったとしても、結婚後に得た夫婦の財産は折半になります。そこで陽子は、家庭用口座を確認しようと通帳を探しました。しかしどこを探しても通帳がありません。不安になった陽子が銀行に向かうと…。 

昴太の裏切りは浮気だけではなかったことが判明！クズ夫にキレた陽子がついに反撃を始めます！

もし離婚を拒否されれば、裁判になる可能性があります。そうならないためにも、陽子は昴太の不倫の証拠を掴む必要がありました。浮気相手との肉体関係が立証できるような証拠を掴むよう言われ、陽子は気がめいります。

結婚後に得た財産は、貯蓄も不動産も含めて折半になります。もし昴太の浮気が原因で離婚したとしても、それは変わりません。まずは共通の家庭用口座にどれくらいあるのか確認するよう言われた陽子が、家に帰り通帳を探します。

すると通帳が入っているはずの場所には何もなく、陽子は焦りました。翌日、向かいの家に住む加集基樹が健康診断にやって来ます。

陽子はさりげなく、昴太の会社の様子を尋ねます。昴太が次の出資先が決まらないと悩んでいたことを知る陽子。すぐに神崎に通帳がないことを知らせます。 

もし通帳が見つからなければ、財産を請求できないことになります。銀行へ行き明細を確認するよう言われた陽子は、銀行を訪れました。昴太が勝手に二人の共通の財産を使い込んでいたことが判明。しかも自宅に5000万円の抵当が付いていることも発覚します。

借金の返済が滞っているうえ、凪の学資保険まで解約していた昴太。自宅に帰った陽子が、昴太の部屋で証拠を探していると、凪から「何してるの？」と声をかけられます。

凪には親が離婚した友人の松井実玖がいます。親が離婚したせいで生活が一変した実玖。自分はそんな風にはなりたくないと言われ、陽子は驚きます。

この夜、昴太から遅くなるとのメールがありました。浮気相手の理央と会っているのだろうと考えた陽子は、浮気の証拠となる動画を撮るために昴太の会社に向かいます。

その後、陽子は入院する昴太の母親の元を訪れます。母親は、昴太が浮気をしていることに気付いていました。陽子は浮気相手が妊娠したこと、家の金を昴太が使い込んでいたことも話します。すると母親は「息子から何もかも奪うようなことはしないでほしい」と懇願してきます。

苦しみだす母親。陽子は冷たい目で見下すのでした。

息子の凪の部屋を掃除していた陽子は、凪が昴太の浮気を知っていたことに気付きます。凪の携帯に、昴太と浮気相手の理央がキスしている映像があったのです。父親の浮気を凪が知っているとわかりショックを受ける陽子。

学会があると昴太と凪には嘘をつき、陽子は向かいに住む会計士の基樹とレストランで会います。実は先日、陽子の職場に花が届いていたのでした。花をくれたのは基樹です。

基樹から食事でもどうかと誘われた陽子は、覚悟を決めてレストランへ向かいます。陽子は、基樹が自分に好意を持っていることに気付いていました。

案の定、基樹からホテルへ誘われる陽子…。

翌日、陽子は態度を一変させ、昂太の会社の情報をすべて渡すよう基樹に要求します。それができなければ、妻の朋美（安藤聖さん）にすべてを打ち明けると脅す陽子。陽子の目的を知った基樹は、従うしかありません。

その頃、陽子の指示で佳奈子（内田慈さん）と芽衣（結城モエさん）が動いていました。

佳奈子は、昴太から会社の状態を聞き出します。昴太は、「金がない」と愚痴をこぼしつつも、スポンサーが見つかったのだと嬉しそうに語りました。

一方妊婦の振りをして理央（優希美青さん）に近づいた芽衣は、理央の行動をくまなくチェックします。しかしそんな芽衣に、危機的状況が発生して…。

昴太を追い詰めるため、自分を犠牲にした陽子。

人生から夫を排除するために、覚悟を決めた陽子が大胆な行動に出ます。

愛する息子・凪のために動き出した陽子を誰にも止められない・・・！

佳奈子は理央（優希美青）とのことはどうするのか尋ねます。すると悪気れることもなく、「二人とも大事なんだ」と昴太。理央が子どもを産みたがっているので、産ませるつもりだと言います。

陽子は基樹と一夜を共にしました。関係を持った後、態度を一変させる陽子。もし朋美に今夜のことをばらされたくなければ、昴太の会社の金の流れを自分に教えるよう脅します。

陽子が自分と寝た本当の理由を知った基樹は驚きます。そんな基樹を置いて、陽子は一人ホテルを出ました。

基樹から、昴太の会社の状態は倒産寸前だと聞かされます。しかしスポンサーさえ決まれば倒産は免れますし、次の映画の撮影もできます。「昴太の個人口座も調べてほしい」と頼み、基樹の事務所を出る陽子。すると朋美と会いました。

朋美は「子どもが欲しいから、今度相談に乗ってほしい」と陽子に頼みます。陽子は自分は専門外なので、佳奈子に相談したほうがいいと伝えます。しかし朋美は「陽子さんがいいの」と、じっと陽子を見つめます。

理央の家に仲良くなった芽衣が遊びに来ていました。彼が暴力を振るうのだと相談する芽衣。産むか迷っていると言う芽衣に対し、理央も相手が既婚者で産むか悩んでいると打ち明けます。

夜になり、昴太が「仕事で出かける」と言い、家を出て行きます。理央に会うのだとわかった陽子は、芽衣にメールを送りました。案の定、昴太は理央のマンションへ来ていました。芽衣は、昴太が理央の部屋に入る証拠写真をおさえます。芽衣がこのことを電話で陽子に伝えていると、彼氏の峯田康生に声を掛けられます。

おびえる芽衣。

康生は理央の部屋へ向かい、呼び鈴を鳴らします。

芽衣が陽子と電話で話をしていると、彼氏の峯田康生に声を掛けられます。康生に見つかり、おびえる芽衣。

康生が理央の部屋の呼び鈴を鳴らします。すると昴太が出てきました。芽衣は急いで「部屋を間違えました」と言い、康生を自分の部屋に連れて行きました。

翌日、芽衣が陽子に会うためにクリニックへやってきます。芽衣は昴太と理央が喧嘩をしていたことを伝え、「あの二人別れるんじゃないかな」と言います。

その日、昴太はどこへも出かけず家で家族との時間を過ごしました。そして翌朝、昴太の母親が入院する病院から電話があります。母親が亡くなり、泣き崩れる昴太。

陽子は、院長の大庭からあるものを受け取ります。それは、義母の通帳でした。通帳には80万円ほどが入っていました。大庭から「昴太のことを支えてやってくれ」と言われる陽子。

その頃芽衣は、理央の部屋にいました。再び康生から暴力を受けた芽衣。顔にあざができています。芽衣は、子どもを堕ろしたのだと話します。それを聞いた理央は、昴太と喧嘩をしたのだと言います。子どもを堕ろしたと、嘘をついたことを後悔している理央。泣き出す理央に「自分の人生を大事にして」と芽衣が話します。

葬儀を終えた陽子の元に芽衣から電話がありました。

子どもを堕ろす理央に付き添い、病院へ行ったことを伝える芽衣。昴太とは別れるつもりだと理央が語っていたことを芽衣が伝えます。

その後、陽子の携帯に弁護士の神崎から電話があります。陽子は、昴太とやり直すことにしたと伝えました。昴太を許し、家族三人でこれからも同じ時間を過ごそうと考える陽子。

そんな時、ある事件が起きた。陽子に対する誹謗中傷のコメントが、ネットで拡散されたのです。パワハラをして患者を脅していると書き込まれる陽子。ありもしないことを書き込まれ、陽子は落ち込みます。事実無根だと陽子は院長に訴えますが、しばらく休むよう命じられてしまいます。

ショックを受ける陽子を、昴太が優しく慰めます。しかし、またしても昴太の裏切りが発覚。そのことを知った陽子は…。 

昴太が理央（結城モエさん）と抱き合っているのを目撃したのをきっかけに、陽子の復讐の炎が再び激しく燃え上がります。もう誰も陽子を止められない！

家に帰った陽子は、昴太に「しばらく仕事を休む」と伝えました。陽子を優しく抱きしめる昴太。そこへ昴太の携帯が鳴ります。昴太の様子を見て、陽子は何か隠していることに気付きます。昴太は「会社に行く」と言い、出かけて行きました。

陽子は昴太の会社に乗り込みます。そこで昴太が理央(優希美青)とよりを戻したことを知る陽子。ショックを受けた陽子は、昴太との思い出の海にやって来ます。息子の名前を考えた大事な思い出の地です。声を出して泣き出す陽子。夜になっても家には帰りません。

心配する昴太から何度も電話が掛かってきます。電話に出た陽子は、自分に何か言いたいことがあるのではないか昴太に尋ねました。昴太は「何もないよ」と言い、電話を切ります。最後まで嘘をつかれ、陽子は辛くてしょうがありません。目の前の海に飛び込む陽子。しかし死ぬことはできませんでした。

息子も財産も人生も、昴太には絶対に邪魔されないと心に決めた陽子。そこへ会計士の基樹(内田朝陽)からメールがあります。昴太の会社の隠し口座に３０００万円があること。そして昴太の会社のスポンサーが、理央の父親だと陽子は知ります。陽子は、昴太を連れてある場所を訪れます。そこは理央の実家でした。昴太は慌てふためきますが、陽子はお構いなしです。

どうせなので、理央の両親がいる前ですべてを吐き出さないかと陽子が昴太に尋ねます。陽子は、自分はすべて知っているのだと昴太に言います。焦る昴太。その場の空気が凍り付きます。

陽子は、どうして昴太の会社に投資をしようと思ったのか、理央の父親・徹郎に尋ねました。徹郎は、2億もの大金を出資しています。映画を作るにあたって、1億は映画に使われます。しかし残りの1億は、借金返済に充てられることを知っているか徹郎に尋ねる陽子。昴太の会社に借金があることを暴露します。

そして理央が昴太と交際中で、しかも妊娠し中絶したこともばらしてしまう陽子。美南は泣き崩れ、徹郎は顔面蒼白です。昴太は呆然としています。

帰ろうとする陽子を昴太が追いかけてきました。陽子は、昴太の会社の金の動きを知るために、基樹と寝たことを打ち明けます。親友と関係を持った陽子を責める昴太。陽子のことを最低だとののしります。

陽子は、離婚するにあたって条件があると言います。息子の凪と今の家に住むので、町から出て行ってほしいと陽子。そこへ理央がやってきます。陽子は、理央が中絶したと嘘をついていることを見抜いていました。昴太は、凪には理央とのことを言わないでほしいと頼みます。陽子は、凪がパーティーの日に浮気を目撃していたことを教えました。凪に辛い思いをさせてしまったと、昴太は後悔します。

理央の実家をあとにした陽子は、次に加集家を訪れました。基樹と関係を持った日から、ネットへの誹謗中傷が始まりました。このことから、ネットへの嫌がらせをしたのが朋美だと陽子は気付いています。朋美は、基樹に浮気癖があることを知っていました。しかしただの遊びだと見逃してきた朋美。それでも陽子だけは許せませんでした。

朋美は、陽子のことがずっと嫌いだったと打ち明けます。それを聞いた陽子は、基樹にも言いたいことをもっとぶつけるべきだと朋美に伝え、加集家を後にします。

理央を選んだ昴太の元に、陽子から荷物と離婚届が送られてきます。家も財産も息子もすべて陽子のものだと知った昴太が、陽子に電話を掛けます。話し合いで解決を望む昴太。陽子は戦う気満々です。

陽子が芽衣を使って、浮気の証拠を掴もうとしていたことを知った昴太が、クリニックに乗り込んできました。

何も知らない陽子が、院長に呼ばれてクリニックにやってきます。薬を処方する代わりに、芽衣に尾行させたのは事実かと尋ねられる陽子。そして康生に怪我をさせて脅したのも事実かと院長に問われます。陽子は、正当防衛だったと訴えました。

すると昴太が、ネットへの書き込みの話を持ち出します。そして、今の陽子は正常な判断ができないと言い出す昴太。子どもの親権を陽子に奪われないよう必死な昴太を見て、陽子はクリニックをさっさとあとにします。

陽子は、そのまま小学校へ凪を迎えに行きます。そして、妊娠がわかった時に昴太と来た海へやって来ました。陽子が凪に昴太と離婚するつもりだと話します。すると凪から、陽子が悪くて父親が浮気をしたのだと言われます。凪は、昴太を許してあげてほしいと懇願。陽子は、昴太とはもう一緒にいることができないと言います。すると凪から、自分は昴太の方が好きだと言われました。今の陽子は好きではないと言われ、ショックを受ける陽子。

フラフラと車のトランクへ向かい、ハサミを取り出します。そして凪の元へ向かった陽子は…。

その後、手をけがした陽子が自宅に戻ってきました。昴太（吉沢悠さん）から凪の居場所を聞かれる陽子。「もう二度と凪に会うことはできない」と陽子が昴太に告げます。

凪に何かあったのだと知る昴太が、陽子を問い詰めます。すべては昴太が悪いのだと叫ぶ陽子の手には、髪の毛が握られていました。

昴太はパニックになり、陽子の首を絞め、突き飛ばしてしまいます。倒れた陽子の頭から血が流れだします。

壮絶な離婚劇はどのように決着がつくのか？ラストに笑うのは陽子か？それとも昴太！？衝撃の最終回！！

その後、陽子は自宅に戻ってきました。

家には昴太がいました。昴太は凪がどこにいるか陽子に尋ねますが、陽子は答えません。陽子の手には傷があり、服には血がついています。昴太は凪に何かあったのではないかと心配して探し周りますが、凪はどこにもいません。

陽子は、昴太のせいで何もかもが壊れてしまったのだと責めます。そして「もう二度と、凪には会えない」と話す陽子。ポケットから髪の毛を取り出します。それを見て膝から崩れ落ちる昴太。

そこへ凪が現れます。凪は、浮気相手の理央が妊娠していることは本当か昴太に尋ねます。家のお金も昴太がすべて使い込んだと知った凪は、昴太のことを拒絶し自分の部屋にこもってしまいました。

凪に嫌われた昴太は、何もかもが終わりだと発狂します。そして陽子を棚に突き飛ばす昴太。陽子は、頭を強く打って血を流し倒れてしまいました。大きな音を聞きつけ、向かいに住む朋美がやってきます。病院に急いで電話を掛ける朋美。

 陽子に怪我を負わせた昴太は、警察に捕まります。

その後、陽子と昴太の離婚が成立します。陽子が提示した離婚条件を昴太がすべて飲む形となりました。

そのため理央と昴太は、陽子たちが住む町から出て行きます。 

一方芽衣は、陽子が書いてくれた診断書を警察に提出し、このことで彼氏の康生が逮捕されました。日常的に芽衣が暴力を受けていると認められたのです。康生は犯罪歴があるので、しばらくは出てこれないのだと芽衣が話します。全部、陽子のおかげだと礼を言う芽衣。陽子は、芽衣を使って浮気の証拠を掴もうとしたことを謝ります。それを聞いて、芽衣は助けてくれた陽子に感謝しているのだと伝えます。

クリニックをやめずに済んだ陽子。再びいつもの日常が戻って来ます。 

朋美と基樹は妊活を始めていました。

陽子は、夫婦とは何だったのか考えます。何が正解だったのかわからない陽子ですが、もう過去は振り返りません。陽子の隣には凪がいて、陽子は幸せそうに微笑みます。