この記事では、【すべて忘れてしまうから】ネタバレあらすじ全話!最終回の結末ラストはどうなる?と題して、1話から最終回までのネタバレあらすじを紹介します。
阿部寛さんが主演のドラマ『すべて忘れてしまうから』が2023年10月13日(金)から放送開始となります。

『すべて忘れてしまうから』は、動画配信サービス「ディズニープラス」で独占配信されていた作品です。
ドラマ【すべて忘れてしまうから】ネタバレあらすじ
ミステリー作家のMは、5年間付き合った恋人Fとハロウィンの夜に喧嘩をしてしまいます。その後、Fは突然姿を消してしまい、Mは彼女を探すことになります。しかし、Fの関係者から聞く話や見つかる手がかりは、Mが知らないFの素顔を次々と明らかにしていきます。
Fは何を隠していたのか?そして、彼女はどこへ行ってしまったのか?Mは自分とFの関係や人生について見つめ直すことになります。
1話のネタバレあらすじ
第1話は、失踪してしまう恋人“F”を最後に見たハロウィンの夜から始まります。
パーティが行われていた“Bar灯台”に、猫のコスプレをした“F”(尾野)が現れます。“M”(阿部)は店のカウンターで待っていたのですが、彼女は入口でふと立ち止まり、中に入らずそのまま帰ってしまいます。
ミステリー作家として生計を立てている“M”は、お気に入りの店を書斎替わりに、人間観察をしながら執筆作業をする日々を送っていました。周りから先生と呼ばれる“M”は、自身が執筆している雑誌の編集者・澤田(渡辺大地)から新しい連載のためのエッセイを書いてみないかと提案されます。しかし、“M”は気が乗りません。そんな折、“Bar灯台”のオーナー・カオル(Chara)から彼女のことを聞かれた“M”は、仕事が忙しくて連絡をとっていないと答えます。実は、些細なことをきっかけに、“F”とはハロウィンの夜から連絡を取らないまま3週間が経っていたのです。
ある日、いつものように“Bar灯台”で仲間たちと飲んでいた“M”の元に、“F”の姉を名乗る女性(酒井美紀)が現れます。姉は、恋人である“M”が妹を殺したんじゃないかと詰め寄りますが、“M”は彼女の居場所すら検討もつかず、困惑してしまいます。
いい年齢にもかかわらず、仕事を言い訳に彼女に連絡しようとしない“M”。“M”と同い年の“Bar灯台”オーナーのカオルや、そこで働く料理人のフクオ(宮藤官九郎)、“Bar灯台”で働くミト(鳴海唯)、“Bar灯台”を訪れる青年・泉(青木柚)、“M”が連載している雑誌の編集担当で不倫中の澤田、4回離婚して毎度捨てられているいきつけの喫茶店“喫茶マーメイド”のマスター(見栄晴)、そして、“眼帯”をつけた“F”の姉など、一癖も二癖もある“M”の周囲の人たちがいます。
2話のネタバレあらすじ
「友達いないんですか?」では、“F”の姉(酒井美紀)から“F”が行方不明だと聞かされた主人公のミステリー作家“M”(阿部)は、本格的に“F”の行方を探そうとしますが見当もつきません。
行きつけの“Bar 灯台”で困り果てていると、バイトのミト(鳴海唯)が“F”の居場所を「友達に聞いてみたらどうですか」と提案しますが、“M”は、“F”の友達どころか、好きな食べ物を聞かれても、何も自信を持って答えることができませんでした。
“F”の居場所の手がかりになればと“F”の勤め先である幼稚園に向かった“M”でしたが、園児たちのお遊戯会「桃太郎」の劇の途中、鬼役で出演していた“F”が急に「トイレに行く」と言ってそのままいなくなってしまったことを知ります。その帰り際、“F”の同僚から彼女が辞めた本当の理由を知ることとなります。
解禁された場面写真の尾野の赤鬼姿は、幼稚園のお遊戯会の一コマです。また、唯一の友達と“M”が楽しげに会話しているシーンや、“M”が“喫茶マーメイド”でなぜか“F”の姉とお茶をしているシーン、さらに“Bar灯台”で“M”が“F”とのやり取りを見せているシーンなどもあります。
5年付き合ったにもかかわらず恋人のことを何も知らないと気付いた“M”は何か手がかりを掴もうと行動しますが、“F”のことを知れば知るほど、“F”には自分の知らなかった顔があると気付く“M”です。一体なぜ彼女は“M”の前から消えたのでしょうか? “F”を探す中で出会うはずの無かった人々と出会い、交流し、翻ろうされていくことになる“M”です。
3話のネタバレあらすじ
“M”は、一切連絡をとっていなかった失踪中の“F”へ、ようやくメッセージを送りますが…。平穏な日常を過ごしていた “M”の身にこれまで経験したことのない出来事が次々に起きます。
苦手なエッセイの連載を開始した “M”は、編集者・澤田(渡辺大知)に言われるがまま、人生初のSNSを始めます。「誰もフォローしてくれないかもしれない」というMの不安をよそに、増えていくフォロワーと、投稿する度に反応があるSNSにすっかり夢中になります。しかしトークイベントの告知をすると、フォロワーから「その日、あなたの関節を全部折ります」という脅迫文が届きます。
動揺した“M”は澤田に相談しますが、慣れた様子で「大丈夫」と一点張りです。警察に行きますが相手にしてもらえず、不安は募る一方です。そんな不安からか、“M”はふと思い立ち、今まで連絡をためらっていた“F”に「どこにいる?」と、メッセージを送ります。
トークイベント当日、大勢の女性客の中に、一人だけ大柄な男が紛れ込んでいました。見るからに怪しいその男は、無表情で“M”を見つめ続けています。そして、そのトークイベントには謎の美女の姿も…。始めたばかりのSNSに浮かれていたのも束の間、物騒な脅迫文を受け取った“M”です。果たして彼女から返事は来るのでしょうか。そして、トークイベントを無事終えることができるのでしょうか。
4話のネタバレあらすじ
これまで、恋人“F”の失踪をきっかけに以前とは違う日常を送る“M”です。編集者の勧めで書き始めたエッセイも徐々に軌道に乗り出しています。トークショーも無事に終わって、“Bar灯台”で過ごしていた“M”に、「ファン」を名乗って話しかけてきた謎の美女。意気投合し、二人は閉店間際まで話に花を咲かせていました。残る客が自分たちと泥酔している青年・泉(青木柚)のみになり、店の締め作業が始まっていることに気付いた“M”は、美女とともに店を後にします。
駅まで歩く道で、酔って歩けなくなっている泉と遭遇します。泉は地蔵の前で拾ったと言う赤い前掛けを持っていました。それを見た美女は血相を変え、「地蔵は怒らせると怖いから」と3人で前掛けを返しに行きます。
終電を逃してしまった“M”たちは、3人で少し時間を潰したあと、美女と共に泉を自宅へ送り届けますが、まだ始発まで時間がある“M”は、「一緒に行きたいところがあるの」と美女に誘われ、行動を共にします。しかし、行き先は不気味な場所ばかり。しかも彼女は教えてもいない“M”の情報をなぜか知っているのでした。美女の怪しい行動に不信感を抱いた“M”は、彼女の目的を問い詰めます。果たして、彼女の正体とは…。
“F”の失踪後、5年付き合ったにもかかわらず恋人のことを何も知らないと気付いた“M”です。彼女を探すうちに“F”の新しい事実が明らかになっていきますが、いまだ“F”の行方はわからぬままです。一体、なぜ彼女は“M”の前から消えてしまったのでしょうか?
5話のネタバレあらすじ
皆が帰省や旅行の話題で盛り上がる中、特に行くあても予定もないミステリー作家の“M”(阿部)がいつものように“Bar 灯台”を訪れますと、青年・泉がやってきて、帰省するミトの代わりに年末だけバイトをすると明かします。「泉くんフクちゃんと働くんだ」と“M”がつぶやきますと、ミトは“M”にカオルさんに言わないようにと釘を刺します。
泉がフクオの息子だという事実はミトと“M”の2人だけの秘密なのです。翌朝、強い倦怠感で目を覚ました“M”は何とインフルエンザにかかってしまいました。その事を知った“Bar灯台”オーナーのカオルが泉とフクオに“M”の自宅まで差し入れを届けに行くよう頼みます。それから年を越して1月1日、“M”のスマホに着信が入ります。「あけましておめでとう」と言ったその声は、“M”にとって意外な人物でした――。
ちょっと緊張した面持ちの泉と、泉が自身の息子だという事実を知らないフクオとのちょっとぎこちないやり取りが描かれ、2人だけの親子の時間を丁寧に描いた演出に注目です。そして、元旦に突然 “M” に電話をかけてきた意外な人物は一体誰なのでしょうか?
6話のネタバレあらすじ
“M”が作家になる前にテレビ制作の下請けの仕事をしていたことが明らかになります。その際に親しくなった、TVプロデューサーの大関が病床に伏しているという噂を耳にします。大関の様子が気になった“M”はかつて勤めていた制作会社を訪れます。すっかり変わってしまった顔ぶれの中、社長(渡辺いっけい)の姿があります。社長から大関はがんを患い、かなり進行していて入院中であることを知る“M”です。変わっていく周りとは対象的に、「お前は何も変わらないな」と社長に言われる“M”です。
その帰りに立ち寄った“Bar灯台”には“F”の姉(酒井美紀)がいました。“M”は“F”と電話で話したことを伝えますと姉は少し安心し、店を出ていきます。会うたびに遺産を持って失踪した妹の「連帯責任」としてお金を取られていた“M”は、姉が徴収を忘れていることに気付き、お金を渡しますと、姉は首を振り「もういいんです」、「変わっていくんですよ、全部」と言い去り出て行きます。一方、閉店後の締め作業中の“Bar灯台”では、泉(青木柚)はフクオに、意を決して自分が息子であることを伝えるのでした。そんな中、海辺のラグジュアリーなベッドルームで、“F”は一人暇を持て余していました…。
7話のネタバレあらすじ
高級リゾートホテルで過ごす“F”の姿から始まります。“F”はなぜその場所にいるのでしょうか? 2年前、“F”は、高級ホテルのラウンジで姉(酒井美紀)と2人である人を待っていました。それは、今まで一度も会ったことのなかった母方の祖母(草笛光子)でした。
“F”達の母親は20歳で家出をし、26年前に事故で亡くなっていました。なぜいまさら連絡をしてきたのかと祖母に問う姉に、自分の余命はあと1年で、今のうちに会っておきたかったと伝える祖母です。苦労を共にしてくれなかった祖母に愛情を持てない姉です。その姉とは対称的に、“F”は祖母を受け入れようとします。
翌日、恋人“M”に連れられ、“Bar灯台”で所在なさげに飲んでいた“F“は、トイレへ立ちますが混み合っており、やむを得ずコンビニへ向かいます。そこでおつかいを頼まれていたミト(鳴海唯)とばったり遭遇します。その後、話の流れでそのまま行動を共にすることになりますが、二人はある共通認識を持っていました。数ヶ月後、祖母の自宅で入院準備を手伝っていた“F” でしたが、祖母からある大きな決断を迫られます。
公開された第7話の場面写真を見ても、今までハロウィンの衣装に身を包む姿や横顔など、はっきりと顔が見えなかった、尾野演じる“F”の姿が多く、“F”の回であることは一目瞭然です。高級リゾート地で見知らぬ男性と楽しそうに過ごす“F”、どこか遠くをはかなげに見つめる“F”など、彼女の表情は失踪の理由が一言では言い表せない複雑で繊細な何かを秘めているようです。また、草笛光子演じる祖母との再会は“F”にどんな心境の変化をもたらしたのでしょうか。第7話。“F”の物語を通して、徐々にその理由が明らかになっていきます。
8話のネタバレあらすじ
いつものように”Bar灯台”で飲んでいるミステリー作家“M”です。そこへ編集者・澤田(渡辺大知)が猫のナベシマを連れてやってきます。澤田は既婚者の彼女との不倫がバレてしまい、相手の実家に呼び出されたと言います。少しの間だけナベシマを預かってほしいと頼まれ、渋々引き受ける“M”です。翌朝、“M”の部屋にいるはずのナベシマがいません。焦った“M”は猫好きのフクオ(宮藤官九郎)を呼び出し、ナベシマの捜索を手伝ってもらいますが、フクオは棚の上にいるナベシマをあっさり見つけてしまいます。
“M”はお礼にと、”喫茶マーメイド”へフクオを連れていきます。話は泉(青木柚)のことに及びますがそこでフクオは、ある嘘を打ち明けます。「誰かのためになるのなら、その嘘には値打ちがある」とフクオは言います。
その頃“F”は、失踪して以来、初めて姉(酒井美紀)と会っていました。祖母の遺産を自分だけ受け取り失踪したことを身勝手な行動だったと謝り、リフォーム代として現金を渡そうとする“F”ですが、姉は、「裏切られたことを忘れないように」と受け取りません。険悪な空気が流れる中、聞き覚えのある声がして見上げると、街頭モニターに“M”のインタビュー映像が流れていました。気取って取材を受ける“M”を見て、姉妹は以前のように仲良く笑い合うのでした。
一方、フクオと別れた“M”は、浅草の演芸場でマジックショーを見ていました。ほとんど客のいない劇場で、“M”は参加型マジックのゲストに指名されてしまいます。マジシャンに言われるがまま大きな箱の中に入り、剣を刺されていく“M”です。そんな中、“F”が何の前触れもなく静かに客席に入ってきて・・
9話のネタバレあらすじ
改めて幸せをかみしめる“M”だったが、“F”はある決断をします。
東京・浅草の演芸場で半年ぶりの再会を果たした“M”と“F”です。独りも悪くないと思いながら過ごしてきた“M”だったが、戻ってきた彼女の姿を見てやはり幸せを感じていました。何を問うわけでもなく、以前のような時間を過ごし、“M”の部屋に帰宅します。
澤田(渡辺大知)から預かっていた猫のナベシマの存在に“F”が喜んだのも束の間、すぐに澤田が引き取りに来てしまいます。ずっと猫を飼いたかったと言う“F”に対し、ペットがいたら気軽に旅行に行けないと言う“M”です。それを聞いた“F”は「一緒にどこか行こうか」と提案します。“M”は、子どもの頃に行った能登にもう一度行きたいと言います。
レンタカーで能登旅行を始めるふたりです。観光地を回り、写真を撮ったりしながら、半年ぶりの恋人との時間を楽しむ“M”です。一方でマイペースな行動を連発する“M”に、うんざりしながら落胆していく“F”です。
宿に着き、部屋でくつろぐふたりです。テレビでは無戸籍女性の死体遺棄事件が特集されています。亡くなった女性の気持ちを考察する“F”だったが、“M”によると以前同じような話をした際は、まるで真逆のことを言っていたらしいです。自身の大きな変化に気付き、“F”はある決断をします。東京に戻ったふたりは“Bar灯台”に立ち寄ります。久しぶりに見る“F”に驚きながらも歓迎する常連たちです。再会を祝して杯を重ねた数時間後、“F”は“M”にあることを告げるのでした。
最終回のネタバレあらすじ
彼女と別れて1年が経った夏です。連載で始めたエッセイの単行本化が決まり、忙しくしていた“M”です。闘病中だったAD時代の友人・大関が亡くなったのは、一週間前に“M”が見舞いに行った翌日のことです。“M”は彼と口を聞いた最後の人になりました。葬式の帰り際に“Bar灯台”へ立ち寄ると、常連仲間たちが何やら盛り上がっていました。今まで独り身だった西が結婚すると言うのです。谷も退職を期に家業を継ぎ、乾は母親の看病で実家に帰るというのです。
Bar灯台でバイトをしていたミト(鳴海唯)は韓国留学へ行っていました。これから彼らと会う機会が減ることに、“M”は何処か寂しさを感じるのでした。そして、エッセイの単行本化に向けて準備を進めていた矢先、担当編集者の澤田(渡辺大知)が出版社を辞めると言い出します。エッセイはどうするのかと心配する“M”に、澤田は後任の若林を紹介するも、これまで関わったことのないタイプの人間を前に戸惑うのでした。
そして、突然カオル(Chara)から「店が大変なことになっている」と連絡を受け、駆けつけると、水道管の故障で水浸しの店内を一人モップ掛けするカオルは、もう店を畳んでしまおうかと弱音を吐きます。周りがどんどん変わっていく中で取り残された者同士の2人は、柄にもなく「ずっと友達でいよう」と約束をするのでした。そして“M”は自分の前から去って行った多くの人のことを思い出しながら、エッセイを書き上げるのでした。
【すべて忘れてしまうから】原作
ドラマ『すべて忘れてしまうから』の原作は、燃え殻さん作のエッセイ集です。
燃え殻さんは、自分の過去や日常におけるさまざまな出来事や思い出を、断片的に書き綴っています。彼は、良いことも悪いことも、そのうち忘れてしまうから、記憶を残したいという気持ちを表現しています。この本は、2020年に扶桑社から単行本として出版されました¹⁴。2022年には新潮文庫から文庫版が発売されました。また、この本はDisneyプラスで阿部寛さんを主演に迎えドラマ化されました。この本は、燃え殻さんの感性や人生観に触れることができる作品です。
【すべて忘れてしまうから】キャスト(出演者)一覧
- 阿部寛さん:M役
- 尾野真千子さん:F役
- 宮藤官九郎さん:フクオ役
- 酒井美紀さん:Fの姉役
- 見栄晴さん:マンバ役
- 渡辺大知さん:澤田役
- 鳴海唯さん:ミト役
- 青木柚さん:泉役
- 岩谷健司さん:常連客役
- 嶺豪一さん:常連客役
- ぼくもとさきこさん:常連客役
- ニクまろさん:常連客役
- 大島優子さん:謎の美女役
- 草笛光子さん:Fの祖母役
- Charaさん:カオル役
【すべて忘れてしまうから】主題歌(エンディング曲)
- 奇妙礼太郎「竜の落とし子」
- Chara「Junior Sweet(JEWEL ver.)」
- TENDRE「DRAMA」
- 七尾旅人「ドンセイグッバイ」
- No Buses「I’m With You」
- paionia「わすれもの」
- ヒグチアイ「しみ」
- 三浦透子「おちつけ」
- ミツメ「メビウス」
- ROTH BART BARON「糸の惑星」